部屋から場へと変化しつつある子ども室

2011.10.14

幼いときから、子どもとの距離を考えた子ども室を与えるべきである。その意味で、子ども室の有様は、変化しつつあるように思う。たとえば、ドアのない子ども室の試みやバラバラに各個室に置かれていた勉強机を集めて共有の勉強コーナーを設ける試みなど、個室の中から子どもを自然に引き出すための新しい提案が実は展開され始めている。それは、子ども室を寝室専用の場にし、他の機能は、家族と一緒の場で共有しあうことをめざしているといえる。一時期、居間に大きなテーブルを置くことが流行したが、これもテーブルを単に食事に用いるだけではなく、子どもの勉強や読書もそのテーブルを利用することの提案が含まれていたのだ。そうした試みに共通するのは、閉じた部屋からできるだけ子どもを引き出すことをめざしていることである。少しずつではあるが、子ども部屋は開かれ、「部屋」から「場」へと変質し始めているのだ。

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