古い構法で造られた家屋が倒壊していた

2011.10.28

被害調査の結果、さまざまなことがわかってきました。おおまかには、新聞やテレビなどのマスコミの報道のとおりといえます。たとえば古い木造住宅に被害が大きかったことは事実です。そして、古い木造住宅は在来構法(軸組構法)にかぎられています。しかし、古い在来構法だけが倒壊したのでしょうか。新しければよかったのでしょうか。まず最初に、古い木造住宅に被害が大きかったことを、もう少しくわしく見ておきます。ここで「古い」という言葉には、二とおりの意味があります。

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ひとつは、建築年代が古く、老朽化していたという意味です。倒壊した大多数の木造住宅は、この意味で古い住宅でした。これらは、たとえ新築当初にはあるていどの耐震性をもっていたとしても、老朽化することによりその耐震性を失っていたと考えられます。もうひとつは、建築年代が古いので構法(つくり方)自体が古かった、という意味です。この意味では、古い木造住宅はもともと耐震性に乏しかったと考えられます。結論からいうと、第二の意味(構法的に古く十分な耐震性がなかった)に第一の意味(老朽化していたためにさらに耐震性が落ちていた)が加わって、あのような大きな被害を引きおこしたのです。いいかえれば、単に老朽化していただけでは、あれほどまでの被害にはならなかったはずで、古い構法そのものに問題があったことは否めません。





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