昨今では、床をフローリング(木製)仕様にしたマンションに人気が集まり、カーペット仕様はダユが発生しやすいといった理由で嫌われる傾向にあります。しかし25年ほど前は違いました。フローリングであるにもかかわらず、カーペットに変えることが多かったのです。当時は、ダユが出るということよりも、音が響きやすいということの方が問題視されました。確かにフローリングは掃除もしやすく雰囲気も良いので、戸建て住宅では大いに賛成できます。
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しかし、集合住宅ではどうでしょう。誰しも自分の家族の音なら気になりませんが、他人の足音や物音は気になります。それに、フローリングは冬は寒々しい感じがありますし、床が硬いということは住んでみると意外に疲れるものなのです。さらに悪いことに、フローリングは木でできているため、季節によって膨らんだり縮んだりします。昨今のフローリングは、30センチ×―・8メートルのベニヤの上に薄い木目の板を貼っているので、昔のように厚い板を並べたものに比べれば歪みはありませんが、冬場の乾燥期に木が収縮して継ぎ目のスキが大きくなると、キシミ音が発生します。しかも何年か経つと全体が乾燥して収縮しますので、あちこちでキシミ音がするようになります。釘やビスできちんと押えても、木が乾燥して収縮すると緩んできてしまいます。ですから個人的には、カーペット仕様をお勧めします。ダニが多いと言われていますが、最近は防虫加工も施され、きちんと掃除をしていれば足にやさしく冬は暖かいものです。